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札幌スーパーギャグメッセンジャーズ

「ネバーサレンダー」   第3話 作・カズヒロマン

2008.2.16 06:28

「オララ♪ララ♪ララ♪オラ♪」サンハイ♪

あっ!!まずい「チャべス」だ。


通称

「内股のチャべス」


本名(ロドゥリィゴォ・サンアントニオ・ケジラミーアール)である。

キューバ出身の古株看守で、もっとも権力があると言われている。

「内股のチャべス」は1980年ハバナで起こった(ペルー大使館突入事件)の首謀者であり、あの麻薬王「ミツコ・モリ」の甥っ子にあたる「ミツオ・モリ」の友人でもある。
チャベスはこの「凶悪犯罪者専門刑務所」内に完全に分けられた4大組織、(白人系、黒人系、メキシコ.ヒスパニック系、そしてアジアその他系)の一つ
「メキシコ系凶悪犯罪者」の良き仲間なのである。

噂では若い看守どもを使いっパシリに「外の橋渡し」をして、
キングオブドラックと言われる「コロイン」の粗悪品を刑務所内に流し、大金を稼いでいるというとんでもない奴だ。

チャべスはモロチンコの真横で

「オラ♪ このクソ暑い中お前ら二人だけで何喋ってんだガブローン!!」

 と聞くと

モロチンコは尋常じゃない量の汗を拭きながら

「何でも無いんですよ、うちま..いや!!チャべ」

と、最後まで言う間も無く、聞く耳など持た無いチャベスはいきなり得意の警棒を5,6発顔面に入れながらモロチンコに向かって、

「オラ♪何でもねーなんてぇ聞いてねーんだよこのワキガ野郎ガブローン♪♪」

 
ゴフッ!!  グフ!!  ゴフ!!

「オラ♪何を喋ってたか聞いてんだよガブローン♪♪」


と異常なテンションで言い放った。
突然の横暴に驚きながらも「モロチンコ」は、

スッ スイマセン スイマセン、このヨタナベに「ブタゲルゲ」


ゴフッゴフッ!!
またいきなりである。

「ブタゲルゲ」じゃねー♪♪

「ブタゲルクゥエ」だ♪♪

えっ!!

えっじゃねー「BUTAGERUQUE」だ♪♪

「BU・TA・GE・RU・・・GUE・・?」

ゴフッ!!ゴフ!!

ノー♪♪「ブタゲルクゥエ」、「クゥエ」だ♪♪

「クウェ!クェ!」

シー♪「クウェ」だ、ガブローン♪♪
ハッハッハッハハハ♪

「お前も俺様が出したCD (オラ♪メヒコ♪) 
でも聞いてスペイン語を覚えろガブローン♪」

このときモロチンコはスペイン語が分からない為、意味がまったく解らなかった。

「オラ♪ もう時間だぞとっとと部屋に戻れガブローン♪」

「えっまだ後20分残ってるんじゃ?!」


ヨタナベが聞くと

「オラ♪ウルセェーンガブローン♪」

と強めに言い

「これから俺の仲間達が休憩なんだガブローン♪」

屋外での休憩は交代制で各組織ごとに別れ、次はメキシコ系の番と言う訳だ。

どちらが凶悪犯罪者か解らないまったくおかしな話だ。

部屋に戻りながらモロチンコがヨタナベの足を見て、
おもむろに、

「ヨタナベ…….キミはヒンズースクワットを1500回もしてるのに、
どうやったらそんなに足が細くいられるんだい?」

っと、
疑惑な目で質問を投げ掛けきた。
ヨタナベはこの一言で熱さなど完全に吹っ飛んだ。

どうする「ヨタナベ」ココで言うのかどうするか?

※第4話(作・黒岩)へつづく

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