
2008.2.18 09:32
芝居の稽古が変更になったので、黒岩が書かせていただきます。
部屋に戻ったモロチンコは、もう200回は軽く読み返した「島 耕作」の本を読むのを止めてもう一度ヨタナベに聞いてみた。
「ヨタナベの足は何故そんなに細いんだ?」
しばしの沈黙のあと、ヨタナベは重い口を開いた。
「モロチンコお前は口が堅いか?」
「あぁ!口とチンコの硬さはこの刑務所で一番だろうな!ハッハッハッハッハァ〜〜」
モロチンコは腰に手を当てて高笑いをしてみせた。
「・・・よし分かった・・・今から話す事は絶対に誰にも言わないでくれ」
「ああ!俺のチンコが、硬いうちは誰にも言わないさ!」
「実は、1500回もヒンンズースクワットをやっていないんだ・・・しかも15回しかやっていないんだ・・・」
「オーマイガッ!ヨタナベ!何故そんな嘘をついていたんだ!だからそんなに足が細いのか!!」
モロチンコは持っていた「島 耕作」の本を投げ捨てて驚いた。
「モロチンコ・・・15回しか出来ない理由があるんだよ・・・。」
「ヨタナベ!何なんだ!理由ってゆうのは!?早く言ってくれ!!」
ヨタナベは、モロチンコに近づいて耳元で声を殺してこう言った。
「・・・実は・・・義足なんだ・・・」
「ホワット?もう一度言ってくれないか?」
ヨタナベの声はしっかり聞こえたがモロチンコはもう一度聞き直した。
「俺の右足は、義足なんだ・・・」
その時、モロチンコの股間が一瞬盛り上がった事にヨタナべは気づいた。
「アッハッハッハッハ〜」
モロチンコの笑い声は刑務所内に響いた。続けてモロチンコはこう言った。
「ヨタナベ!最近アメリカンジョークが上手くなったなぁ!お前の右足が義足なはずが無いじゃないか!すね毛もちゃんと生えているし、血管だってちゃんと浮き出ているじゃないか!俺はこんな義足は生まれて一度も見た事がないぞ!もしそれが本当だったら、お前の義足にファックしてやるよ!アッハッハッハッハァ〜〜〜」
モロチンコはさっきより大きな声で笑い飛ばして、狭い部屋の2段ベットの上に軽々と飛び乗って島 耕作を読み始めた。
モロチンコが信じないのも無理は無かった。
ヨタナベの義足は、あまりにも精巧に作られていた為に刑務所内の看守、所長ですら気づかない程だ。
その時、就寝時間を知らせる「メリージェーン」が聞こえて来た。
ブタゲルゲ刑務所の所長である「ヒロ・ツノダ」が25年間毎晩歌っている曲だった。
ヨタナベは、さっきモロチンコに「義足だ」と打ち明けた時のモロチンコの股間の反応が気になって仕方なかったが、昼の労働で疲れていたせいか直ぐに眠りについた。
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申し訳ありませんが、第5話も黒岩が書かせていただきます。