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札幌スーパーギャグメッセンジャーズ

惚れるぜ!!

2009.10.19 06:40

「今日、小泉今日子とつき合っている夢を見ました。」(正夢キボンヌ!)

「どうも、黒岩です。」

日曜のランチ、裏うまいもんマスターの小島たつこに聞いて前に一度行ってから今、自分的にブレイクしているラーメン屋に行って来た。

11時オープンのお店に10時55分に行って、開店時間を焦らせてしまう並ぶのが嫌いな俺。

しかし、不覚にも全員スエット姿の4人家族に先を越される。

カウンターにぽつりと座りセルフサービスのお水をコップに流し込み、ラーメンを注文する。

さっきのスエット家族は俺の右斜め後ろのテーブル席に、ポジションを取っていた。

ボーッとメニューを眺めていると、カウンターの奥からスエット家族の所に小さな人影がスゥ〜っと通るのが見えた。

座敷わらしか!?

この間、火事で全焼してしまった温泉宿から居場所を求めてまさかのラーメン屋にやって来たのか!?

2度見をしながらもその存在を確かめると、そこに確かに人は存在していた。

小学校4、5年生くらいの女の子だった。

まさかバイトの小学生ではないだろうから、そこのお店の子供であろう。

学校が休みのせっかくの日曜日、この不景気に親が経営しているお店を手伝って少しでも経費の削減に努める姿は、「勲五等」ものか「小公女セーラ」である。

小さな手に伝票を持ちボサボサ頭のスエットファミリーのテーブルで注文を受ける。

(ここからはセーラとする。)

セーラ 「ご注文はお決まりでしょうか?」(声はしっかりしている)

スエット「味噌3つと醤油」

スエットは確実にセーラに負けていた。

歯も磨いていないであろう臭い口からは、虫の鳴き声くらいの小声でオーダーしている。いやっ虫でも、もうちょっと大きな鳴き声を出せるだろう。

しかも、その虫声以下ボサボサスエットファーザーは小学生相手に「味噌3つと醤油」完全に大人としての自覚がまったく無い。

「○○○を下さい」とか「○○○お願いします」を小学生に対しては言えないと言うのか?遺憾でる。

そんな品格の欠片も無い大人に対してセーラは注文を復唱して「少々お待ち下さい」と完璧な接客をする少女は、さっきより少し大人びて見えた。(ほんとは見えていない)

しばらくしてラーメンが運ばれて来たが、さすがにその仕事は母親らしき人がこなしていた。

スープを全て飲み干し、レジに向かうと奥からセーラーがまたスゥーっと出て来た。

壁に掛けられたホワイトボードを見上げて、俺の座っていたいた位置を確認すると「750円になります」オーダーならずも、お会計までこなしてしまうセーラ。

1,000円を手渡すと、セーラは素早く「250円のお返しです」と言っておつりを小さな手で手渡してくれた。

心地よく心が温かくなった俺は、天使のような笑顔でセーラにこう言った。

俺  「ごちそうさまでした!美味しかったです。」

セーラは照れくさそうに伏せ目がちにこう返して来た。

セーラ「ありがとうございます」

心もお腹も一杯になった俺は、思わず笑顔のままラーメン屋を出てしまう。

娘と同じくらいの女の子が日曜日に親の経営するお店を手伝っている、はたして自分の娘も同じように手伝ってくれるだろうか!?いやっ!万が一黒○を娘が自ら「手伝わせて!」と言われても絶対に無理である。

下ネタ90%の俺のトークを娘に聞かせるワケにはいかない・・・そのトークを止めればと言われてもそれは止められない。

だって、無口な経営者になってしまうだろうから。

                    トークの幅を広げなければいけない 黒岩

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